ブラインシュリンプ 再び宇宙へ

ブラインシュリンプ 再び宇宙へ

2021年8月29日(日)、スペースX社のロケット「ファルコン9」がアメリカ合衆国のNASAケネディ宇宙センターより打ち上げられました。ファルコン9には国際宇宙ステーションへの物資補給業務を行う無人機「ドラゴン」と、そのほか化学実験器具なども積載されているようで、その中にはなんとブラインシュリンプが含まれているとか!!!!

 

これは、ブラインシュリンプ(アルテミア)に関する実験のためとのことです!

NASAの発によると、これは国際宇宙ステーションで行われている様々な実験計画の一つで、フロリダ州のガールスカウトチームにより地上で行われている実験との対照実験のためとのこと。その内容は「ブラインシュリンプのライフサイクル観察」「アリの巣形成」「植物の生育観察」だそうです。

 

しかしこれは史上初のことではなく、ブラインシュリンが宇宙を訪れたことはこれまでに何度かありました。

ブラインシュリンプが宇宙の無重力状態でも孵化するかどうか、無重力条件下での成長や繁殖が地上で起きるそれとはどう異なるかを調べる研究がなされており、中には宇宙で生まれ、そして地球へ帰還した(!)ブラインシュリンプもいます。

 

このように、ブラインシュリンプは指標動物としてしばしば科学実験や調査に使用され、人類の科学の発展に少なからず貢献しています。

ブラインシュリンプの宇宙空間でのこれまでの実験については、また別の機会により詳しくご紹介しようと思います。

 

今回の実験についての詳細が今後公開されるかどうかは現在のところ未定ですが、宇宙空間でどのような実験が行われるのか、非常に興味深いですね!

 

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