ブラインシュリンプ(生物学上の名称はアルテミア)は世界各地の塩湖に生息し、養殖もおこなわれています。生物学上、かつては「アルテミア・サリナArtemia Salina」という名称で統一されていましたが、現在は米国ソルトレークの「アルテミア・フランシスカーナ Artemia Fransiscana」など、生息地によって数種に分類されています。ブラインシュリンプの産地では地理的条件・池や湖の水質・えさとなる植物プランクトンの種類など自然環境・生育環境が大きく異なっています。また、ブラインシュリンプの生産主体によって収穫・加工・貯蔵の方法が様々です。こうした要因によって、ブラインシュリンプは魚と同じように、産地ごとに形態や生態・品質・特徴が大きく変わります。
当社では世界中の産地の中から品質が安定し、主に魚のえさとしてどなたにも使いやすい①米国ソルトレーク②ベトナム③中国の計3産地を選び、各国の生産者から直接ブラインシュリンプを輸入しています。輸入したブラインシュリンプは、自社工場にて厳しい品質管理のもと製造・包装・貯蔵したのち、皆様にお届けしています。
このページでは、上記3か国の産地ごとにブラインシュリンプの品質や特徴がどう異なるかについて説明します。もっとも、ブラインシュリンプの給餌で一番大切なことは「適切に保存・管理されたブラインシュリンプを正しい孵化方法で孵化させること」です。どの産地のブラインシュリンプであっても、適正条件で孵化したブラインシュリンプは栄養満点のすぐれた生きえさとなります。